ハリネズミは鳴かない生き物と思っている人も多いと思います。
実はそれは半分正解で半分不正解です。
というのもハリネズミは普段は鳴かないのですが、稀に鳴くこともあります。
ハリネズミの感情は読み取りにくいのですが、鳴き声から多少読み取ることができます。
どのような鳴き声がどのような感情を表すのか、覚えておくときっと役立ちます。
ハリネズミの鳴き声の種類
夜露
エリーナ
夜露
エリーナ
「シューシュー」
ハリネズミが「シューシュー」と鳴いている時は警戒モードの時です。
知らない匂いを嗅ぎ取ったり、気配を感じたりすると警戒モードに入ります。
探険をしている時にも警戒している場合は「シューシュー」と鳴きます。
針を立てて「シューシュー」鳴いている時は本気で威嚇している時、針を立てずに「シューシュー」鳴いている時は念のため警戒している時だと思って問題ありません。
「シューシュー」鳴いている時は、針の立ち方でより詳しい感情を読み取ることが出来ると覚えておくと良いです。
「ピーピー」
ハリネズミは「ピーピー」と鳴くことがあります。
特にベビーのハリネズミに多く、甘える時にこのように鳴きます。
また、求愛を行う時にも「ピーピー」と高い声で鳴くことがあります。
あまり聞かない鳴き声なので、初めて聞いた時は多くの人が驚くと思います。
また、かなり大きい声で鳴くので、何かあったのかと思い焦るかもしれません。
しかし、「ピーピー」鳴くのは悪いことではなく、甘えたり求愛したりする時の珍しい鳴き声なだけなので、それほど慌てる必要はありません。
「ピーピー」いう鳴き声を聞いた時は、慌てずに様子を確認してあげて、特に問題がなければそっとしておいてあげてください。
「グルルルル」
ハリネズミが「グルルルル」と鳴くときは完全な威嚇モードです。
「シューシュー」鳴いている時はまだ警戒のニュアンスが強いですが、「グルルルル」は完全に威嚇している時の鳴き声です。
この鳴き声を発する時は確実に針を立てていると思うので、触らず刺激せずそっとしておいてあげるのが飼い主のためにもハリネズミのためにも良いと思います。
この完全威嚇モードの時は、ハリネズミにとってストレスになるから、できるだけそうならないようにしてあげたいところです。
爪切りをしたり、病院に連れて行ったり、仕方ない時もありますが・・・。
「スンスン」
「スンスン」という鳴き声はハリネズミを飼育していると一番よく聞く鳴き声です。
「気分が良い時」や見知らぬ場所を「探検している時」にこのように鳴きます。
「スンスン」と鳴く時は安心してノビノビしている証拠です。
ストレスの少ない環境でじっくりと育ててあげれば、その場所や飼い主に対し安心の感情を抱き、それを「スンスン」という鳴き声で表現してくれます。
この鳴き声をよく発するハリネズミの飼い主さんは胸を張って良いと思います。
実は寝言も……
夜露
エリーナ
夜露
エリーナ
意外かもしれませんが、ハリネズミは寝言を発することがあります。
「ピーピー」と鳴いたり「スースー」と寝息のような音を立てたりします。
また、「ピロロロロ」と小鳥のような鳴き方をする時もあります。
いずれも寝言なので、何か夢を見ているのかもしれません。
急に普段聞かないほど大きな声で鳴くのでびっくりします。
特にベビーの時に多いですが、アダルトになってからも寝言を発することはあります。
寝言が聞こえたら、外傷がないか、苦しんでいないかをそっと確認してあげてください。
何もなければ夢を見ているだけだと思います。
もし外傷があったり苦しんでいたら動物病院にすぐに連れて行ってください。
まとめ
ハリネズミは犬や猫のように感情をはっきりと表してくれないイメージがあります。
しかし、本当は針や声でしっかりと感情を伝えてくれています。
飼い主がそれを察知できるかどうかでハリネズミとのコミュニケーションは一変します。
ハリネズミの感情を理解してあげて、最適な触れ合い方をしてあげましょう。
感情を読み取ることが出来れば、より仲良くなれるはずです。
夜露
エリーナ