ハリネズミのなりやすい病気の一つにダニ症があります。
すぐ死に至るような病気ではありませんが、早期治療が大切な病気です。
飼い始めのハリネズミに多い病気なので必ずチェックしておきましょう。
ハリネズミのダニ症
夜露
エリーナ
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ダニ症とは
ダニ症というのは、ハリネズミがダニに寄生されることによって発症する病気です。
ハリネズミはヒゼンダニと呼ばれるダニに寄生されることがほとんどです。
ダニ症は一緒に飼育しているハリネズミに感染する病気ですので、複数匹ハリネズミを飼育している時は早期発見早期治療を目指しましょう。
感染しやすいので、ペットショップにいる子が感染していることも珍しくありません。
お迎えした時から感染していることも多い病気なので、飼い始めた時に動物病院で検査・治療してもらうのが良いと思います。
ダニ症がすぐ死に繋がるわけではないので、冷静に治療を進めていきましょう。
症状
症状として多いのは、とてつもない痒みです。
ダニ症になったハリネズミは頻繁に体を掻き毟るからすぐにわかります。
それだけ痒みが強いということです。
痒みで体を掻いていると、その拍子に目を傷つけてしまうこともあります。
目を傷つけてしまうと目の病気にもなるので早く治療してあげる必要があります。
また、痒みが強くなってくると、元気がなくなり、食欲不振に陥ることもあります。
ダニ症の他の症状としては、針や毛が抜けたり、フケの大量発生が挙げられます。
目に見えて抜け針や抜け毛、フケが増えるので、そのようなな症状が出たら一度診察を受ける方が良いかもしれません。
ハリネズミはベビーの時期に3度針の生え変わりがあります。
針がたくさん抜けていても必ずダニ症というわけではありません。
脱毛やフケ、食欲、動作も考慮してダニ症かどうかを判断してあげてください。
診察方法
動物病院では顕微鏡検査をするのが一般的です。
抜け針や抜け毛、フケなどを採取し、ダニや卵が付着していないか確認するものです。
ハリネズミを連れて行けば、針や毛を採取して検査してくれます。
場合によっては、針や毛、フケを持参することで検査してもらえる場合もありますので、先に動物病院に問い合わせても良いと思います。
治療方法
治療方法は薬の滴下や注射です。
個人ではできないので、必ず病院で治療してもらいましょう。
薬はダニには効果がありますが、ダニの卵には効果がありませんので、少し期間を開けて複数回治療を行う必要があります。
1週間から2週間に1度のペースで治療を行い、2ヵ月もすれば完治させられることが多いですが、治療ペースや回数は獣医さんの方針に寄るので参考程度に考えてください。
中には2回目で治療を終える獣医さんもいます。
治療と同時にしなければならないことがあります。
それは飼育用品からダニを駆逐することです。
ケージ、ハウス、ホイール、床材に至るまで全ての飼育用品を洗浄してダニを駆逐しなければ、せっかくハリネズミからダニを駆逐しても、飼育用品に残っていたダニによってまた寄生されてしまいます。
ハリネズミを病院に連れて行く度に、飼育用品の洗浄を行います。
飼育用品は熱湯消毒で、徹底的に洗浄しましょう。
予防方法
飼育を始めてからの予防方法としては、野外に連れて行かないのが一番です。
外を散歩させるとダニに限らず、様々なものに寄生されるリスクがあります。
地面に触れさせず、キャリーに入れての外出なら問題ありません。
他のハリネズミとの接触にも注意しましょう。
最初にも言ったように、ダニ症は接触感染するので新しくハリネズミを迎える時など、他のハリネズミと接触させる時には注意が必要です。
まとめ
ダニ症の概要や治療方法は以上です。
病気に関する知識は大切なので積極的に覚えていきましょう。
ダニ症は命にかかわる病気ではありませんが、飼い始めすぐ発覚することも多く、不慣れな中で治療に臨むことになるので覚えておいて損はありません。
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