ハリネズミに与える活餌について詳しく解説!

ハリネズミは雑食性の生き物で、野生では虫や木の実などを食べて生活しています。

飼育下では専用フードを与えることで、栄養バランスを保つことができます。

そのため、特に活餌を与える必要はありませんが、おやつとして与えると喜ぶうえにコミュニケーションも取れるから、虫が苦手でないなら与えるのがお勧めです

 

懐かせたい時・食欲不振の時・ご機嫌取りの時、活餌はハリネズミと良好な関係を築くための様々な場面で便利に使うことができるのが魅力です。

今回はそんな活餌の種類・活餌を与える時の注意点・活餌を与えると良い理由など、活餌のアレコレについて順番に紹介していきます。

活餌の種類

夜露

ハリネズミに与える活餌といえばミルワームが有名ですよね?
よく知っているわね!ミルワームは安いし、育てることもできるし、逃げたり騒いだりしないからお手軽ね

エリーナ

夜露

他にはどんな活餌があるんですか?
色々あるけど、大きく分けて「芋虫系」「コオロギ系」「ゴキブリ系」があるわね

エリーナ

夜露

「ゴキブリ系」・・・?想像するだけで恐ろしいです・・・
活餌のゴキブリは普段見かける黒光りするアイツ「通称G」とは全然違うから大丈夫よ

エリーナ

夜露

そうなんですか?活餌のこともっと知りたいです
それなら今回は活餌について勉強していきましょうか

エリーナ

 

活餌にはいくつかの種類が存在します。

大きく分けると「芋虫系」「コオロギ系」「ゴキブリ系」の3種類です。

今回はこれらを順番に紹介していきます。

芋虫系の活餌

ミルワーム

ハリネズミ飼育の中で最も使われているのは「芋虫系」の活餌です。

3cmほどの白い小さな芋虫で、動きも早くないからベビーのハリネズミから高齢のハリネズミまで食べることができるのが魅力です。

また、無抵抗で食べられてくれるので、ハリネズミが怪我をする心配もありません。

飼い主・ハリネズミ双方が安全かつ簡単に扱えるためお勧めです。

 

しかし、ミルワームは栄養価が偏っているという問題があります。

脂肪分が多いので与え過ぎるとハリネズミが太ってしまいます。

肥満は様々な病気を招くので注意が必要です。

 

嗜好性が高く、よく食べてくれるため飼い主は嬉しくなって与えてしまいがちです。

確かに美味しそうに食べる姿は可愛いですが、ハリネズミの健康を考えて与える量はしっかりと決めておくようにしましょう。

 

ミルワームは栄養価が偏っているので、栄養のバランスを整えるために、購入してきてからしばらくの間栄養価の高い餌で飼育して栄養をつけさせる人もいます。

これを「ガットローディング」といいます。

 

また、ミルワームは育てて繁殖させることができるのも特徴の一つです。

常に栄養豊富な餌を与えて飼育繁殖したミルワームは、栄養バランスも改善されたご馳走へと様変わり!

簡単にストックもできるため、飼育繁殖させる人も多いようです。

 

ジャイアントミルワーム

ジャイアントミルワームは、ミルワームよりも大きい「芋虫系」の活餌です。

ジャイアントミルワームは大きいだけでなく、価格もミルワームより高いので、基本的にはミルワームの使用で良いと思います。

 

何よりジャイアントミルワームは大きいこともあって、そのまま与えるとハリネズミに噛みつくことがあり、気を付けて扱う必要があります。

噛みつかれるとハリネズミが怪我をしてしまいますので、与えるときにピンセットで頭を潰してから与えるのが一般的で難易度が高いです。

グロテスクなうえに、普通のミルワームと比べてそれほどメリットがあるわけでもないので、積極的に使う必要はないと思います。

 

ハリネズミにジャイアントミルワームを与えると美味しそうに食べ始めますが、ジャイアントミルワームが大きいこともあって一口では食べきれません。

その結果、ジャイアントミルワームの体液をまき散らしながら食べることになって、とてもグロテスクな光景を見ることになります。

抵抗がないのなら良いですが、少しでも抵抗があるのなら避ける方が無難です。

 

コオロギ系の活餌

ヨーロッパイエコオロギ・フタホシコオロギ

「コオロギ系」の活餌は爬虫類にも与える一般的な活餌です。

「ヨーロッパイエコオロギ」「フタホシコオロギ」の2種類が主に使われています。

 

コオロギは安価・取り扱い豊富・高栄養と三拍子そろっているので、昆虫を餌にする生き物を飼育している人は結構使っています。

爬虫類販売をしているペットショップであれば確実に取り扱っていると思います。

普通のペットショップでも高確率で入手可能です。

それほどメジャーな活餌です。

 

コオロギはSSからLLまで幅広いサイズが取り扱われていますが、ハリネズミに与えるのはSS~Sサイズの小さい個体にした方が良いです。

大きくても食べにくいだけでメリットがあまりないためです。

 

コオロギはケージに放つと脱走する場合があります。

脚や羽があるので当たり前ですが・・・。

逃げたら見つからず、夜にどこかで鳴き始めたりして不愉快極まりありません。

 

また、コオロギはハリネズミに噛みつくこともあります。

「逃げられないため」「ハリネズミが噛まれないため」ピンセットで確実に与えるか頭を潰してから与えるのがお勧めです。

羽や足が引っかかり上手く食べられないハリネズミもいるので、その可能性があるときは羽や足をちぎってから与えるのが一般的です。

慣れていない人には少しハードルが高いと思います。

 

ゴキブリ系の活餌

デュビア

「ゴキブリ系」の活餌で一般的に使われるのはデュビアという種類です。

デュビアは家庭でよく見る黒光りするアイツとは違って、丸いフォルムをしています。

「飛ぶことがあまりない」「動きが遅い」という点でも想像するゴキブリとは違います。

 

栄養価が高くバランスが良いコオロギよりも、さらに高栄養なのが特徴です。

手っ取り早く高栄養価の活餌を与えられるので、爬虫類愛好家には大人気の活餌です。

ハリネズミには大きいのであまり使われません。

 

活餌を与える時の注意点

夜露

基本はミルワームで良さそうですね
コオロギも栄養価の高さやバランスの良さで好む人も多いけど、鳴いたり逃げたりするから基本はミルワームで良いと思うわよ

エリーナ

夜露

活餌を与える時に注意すべき点はありますか?
いくつか思いつくことがあるわ

エリーナ

 

活餌はハリネズミにとってご馳走だから与えるのはお勧めです。

しかし、いくつか注意点もありますので、それを理解しておきましょう。

注意すべき点は以下の通りだよ。

 

与え過ぎに注意

1つ目は「与え過ぎに注意する」ということです。

ミルワームはとても脂肪分が多く、栄養バランスが悪いです。

栄養バランスが悪いものを与え過ぎると、健康に悪影響を及ぼします。

 

また、活餌は嗜好性が高く、与え過ぎるとフードを食べなくなる可能性があります。

基本はフードを与え、たまに活餌を与えるぐらいに留める方が良いです。

 

噛みつく活餌に注意

2つ目は「噛みつく活餌に注意する」ということです。

ジャイアントミルワームやコオロギはハリネズミに噛みつく場合があります。

噛みつかれるとハリネズミが可哀想なので注意してあげましょう。

対策としては頭を潰してから与えるという方法があります。

 

羽や足が刺さらないように注意

3つ目は「コオロギは羽や足が刺さらないように注意する」ということです。

コオロギの羽や足はハリネズミの口に刺さってしまうことがあります。

基本的には大丈夫だと思いますが、稀にそのようなケースが存在します。

 

対策としては、羽や足をちぎってから与えることです。

食べにくそうにしていたらミルワームに切り替えるか、コオロギの羽や足をちぎってから与えるようにすると美味しく食べてくれるはずです。

 

偏食に注意

4つ目は「偏食に注意する」ということです。

最初にも話しましたが、活餌は嗜好性がとても高いです。

そのため、与え過ぎると活餌しか食べなくなる可能性があります。

 

偏食をすると「健康面への影響」「資金面への影響」が出てきます。

フードを拒否し出すと厄介なので、そうならないよう与え過ぎには注意しましょう。

 

活餌を与えると良い理由

夜露

活餌を与えるメリットは何でしょうか?
可愛い姿を見せてくれることよ!!!

エリーナ

夜露

それだけ・・・?
それだけって・・・。本当のことを言うと活餌のメリットはたくさんあるわよ。それこそ紹介しきれないほどにね

エリーナ

活き活きとした姿が見られる

活餌を与えるメリットはやはり「ハリネズミ本来の魅力を堪能できる」ところです。

普段はケージの中でのんびりしているハリネズミですが、野生下では意外にもアクティブな一面を見せることも少なくありません。

そのため、「へやんぽ」の時に活餌を置いてあげると、狩りをする姿を見られます。

 

ハリネズミを飼育するのであれば、ハリネズミ本来の魅力を全て堪能したいと思います。

そのため、この活き活きした姿を見られるというメリットはかなり大きいです。

エリーナ

私は活き活きしたハリネズミを見たいわ!!

 

ご機嫌取りが出来る

ハリネズミは結構気分屋なので、機嫌が悪いこともあります。

そんな時に活餌があれば、一瞬でご機嫌になります。

「どうしても今ケージ掃除をしたいんだけど……」という時に便利です。

 

病院の後の不機嫌な時、睡眠を邪魔されて怒っている時、なぜか不機嫌な時、いずれでも使える万能なアイテムが活餌です。

いつでも機嫌を良く出来るのは大きなメリットだと思います。

 

懐いてくれる

ハリネズミ飼い始めの時は早く仲良くなりたい気持ちが強いと思います。

そんな時にも活餌は大活躍します。

 

コミュニケーションに活餌を取り入れるだけで成功率が格段に上がります。

「ご馳走をくれるならちょっとぐらい触らしてやるよ……」というハリネズミの心の声が聞こえてくるように、触れ合いやすくなります。

懐きやすくなるというのは飼い始めの人には魅力的なメリットではないでしょうか。

 

食欲不振対策になる

ハリネズミは時々全然食事をしてくれなくなる時があります。

夏バテの時は食欲が落ちますし、病気や怪我の時も食欲が落ちます。

そんな時に活餌は大活躍。

 

食欲不振に陥っていても活餌なら食べるという子は多いです。

普段から活餌の美味しさを教えておくと、いざという時に餓死のリスクを下げられます。

食欲不振の時の保険として使えるのがメリットの一つです。

 

まとめ

ハリネズミは活餌が大好きで、飛びつくように食べます。

そのため、嬉しくなってたくさん活餌を与えてしまう人は少なくありません。

しかし、それは大切なハリネズミの命を縮める行為かもしれません。

活餌を与える場合はしっかりと与える量を管理するようにしましょう。

 

活餌を与えるのが難しいという人は「乾燥タイプ」や「冷凍タイプ」のミルワーム・コオロギが市販されていますので、それらを与えるのもお勧めです。

「乾燥タイプ」は年単位での保管が可能なので、管理が面倒という人にもお勧めです。

何らかのご褒美を用意しておくと、飼育が楽なので用意しておくと良いです。

 

夜露

活餌のことよくわかりました
ガットローディングとか知ってほしいことはもっとあるけど、一通り基礎は話せたかしら

エリーナ

夜露

ミルワームの育成?とか、最後に出てきた缶詰タイプ?とかも知りたいです
そうよね。これからも少しずつ活餌のことを教えていくわね

エリーナ