ハリネズミは警戒心がとても強いから、犬や猫のように懐かせるのは容易ではなく、YouTubeやテレビで見るほど懐かせるにはかなりの努力と運が必要です。
無理に懐かせようとしてハリネズミの嫌がる触れ合い方をしてしまうと、最悪の場合姿を見せてくれなくなったり、一生懐かないようになる場合もあります。
そこで今回はハリネズミを懐かせる方法を3つ紹介します。
併せて懐かなかった場合の対処法についても話していきます。
ハリネズミを懐かせる方法
夜露
エリーナ
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匂いを覚えてもらう
懐いてもらうのに最も有力な方法は匂いを覚えてもらう方法です。
ハリネズミは嗅覚の優れた生き物で、自分の巣さえ匂いで覚えています。
それほどまでに匂いに依存しているため、飼い主の匂いを安心できる匂いとして覚えてもらうことで、ハリネズミの飼い主に対する警戒心を解くことができます。
方法はとても簡単で、ハリネズミを購入してきた段階で自分の匂いが染みついたハンカチなどを巣箱に入れておくだけです。
ただ、間違っても既にハリネズミが寝床としている場所には入れてはいけません。
飼い主の匂いを侵入者と覚えて、警戒心を抱かせてしまう場合があるためです。
おやつで誘惑する
2つ目の方法はおやつで誘惑する方法です。
ミルワームやコオロギ、ミルクといったハリネズミの好物を与える前に、飼い主の手の匂いを嗅がせる方法です。
繰り返すことで飼い主の匂いを好物が食べられる匂いと認識して警戒心が緩みます。
嗅がせる匂いはいつも同じにする必要があります。
方法としてはハリネズミと触れ合う前に手を洗って匂いをリセット(もちろん洗剤も終始同じのを使用)してしまうのが一般的です。
色々な匂いでおやつを与えても効果は薄いから、匂いを統一するようにします。
慣れさせる
3つ目の方法は手の存在に慣れさせる方法です。
ハリネズミの活動時間中に、ハリネズミから少し離れたところに手を置き、ハリネズミが自分から触れてくれるのをただただ待ちます。
ハリネズミが手を敵ではないと認識すれば成功です。
ただしハリネズミは何でも口に含む習性があり、手を噛まれる可能性が高いです。
噛まれた時に無理矢理引き離して、ハリネズミが恐怖を感じた場合、手そのものや飼い主の匂いを敵と認識してしまうこともあります。
そのため、この方法はある程度ハリネズミに慣れてからとるのがお勧めです。
懐かなかった場合
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ハリネズミが懐かないからといって無理に触れ合ってはいけません。
余計に警戒させてしまい、より状況が悪化してしまうからです。
懐いてくれなかった場合は、せめて姿だけは見せてくれたり掃除をさせてくれたり、最低限飼育と呼べる状況にするようにする必要があります。
方法としては可能な限りハリネズミを刺激せず、落ち着く環境を提供してあげ、機嫌の良い時に話しかけたりおやつをあげたりすることで、飼い主の存在に慣れさせるというものがあります。
懐かず、姿も見せてくれず、攻撃的な行動を取るようになったとしても、飼育放棄や虐待をするのだけはやめましょう。
ハリネズミは元々コミュニケーションを取れない鑑賞用ペットであると考えたうえで飼育し、運が良ければコミュニケーションを取れるようになることもあると思うのが一番良い考え方です。
たとえどのような関係になっても最後まで幸せな生活環境を提供してあげましょう。
まとめ
以上が基本的なハリネズミの懐かせ方です。
3つも基本的な方法でありながら、最も効率的な方法です。
ハリネズミにストレスをかけない範囲で少しずつ実践していくと良いです。
上手くいけば手に乗ったり、普段から姿を見せてくれるようになります。
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