ハリネズミの生態の1つに夏眠と冬眠があります。
ハリネズミを飼育するのなら、この2つは絶対に覚えておく必要があります。
そこで今回は夏眠と冬眠を簡単に解説していきます。
「夏眠」と「冬眠」
夜露
エリーナ
夜露
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夜露
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夜露
エリーナ
夜露
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夏眠
夏眠とは
夏眠というのは高気温によってハリネズミが仮死状態になることです。
暑くなると、なかなか食べ物や飲み物にありつけなくなりますし、普通に行動するのも危険なので眠ってやり過ごそうということです。
野生のハリネズミは暑い地域にも住んでいるので、このような特性があります。
野生のハリネズミは夏眠の前にたっぷり栄養をとって眠る準備をします。
気温の上昇に合わせてエネルギーを貯蓄し、限界まで来たら眠りにつきます。
野生のハリネズミはエネルギーを蓄えているので夏眠を終えても目覚められます。
一方、飼育下のハリネズミはいつも同じ食事を同じだけしか食べられません。
また、冷房によって気温が上下するのでエネルギーを上手く貯蓄できません。
その結果、夏眠から目覚めるためのエネルギーが足りず死んでしまいます。
夏眠をした場合、ハリネズミはほぼ確実に死に至ります。
仮に目覚めたとしても、エネルギー不足のまま夏眠についているので、体は普通の夏眠以上にボロボロになってしまいます。
寿命にも健康にも悪影響を与えて、かなり弱ってしまいます。
夏眠の発生条件
夏眠の発生条件はただ一つだけです。
それはハリネズミの周辺温度が30度以上になった時。
30度を超えると徐々に夏眠をする確率が上がってしまいます。
30度を超えたからといってすぐに夏眠するわけではありません。
ハリネズミにも個体差があり、暑さに弱い子もいれば強い子もいます。
30度以下で夏眠することは基本ないので、30度がボーダーラインと思って良いです。
夏眠の防ぎ方
夏眠を防ぐ方法は温度を適正に維持し続けることです。
冷房を使って、ハリネズミの周辺温度を30度以下にキープしてあげましょう。
27度前後をキープできると良いです。
冷房を使う時は風を直接当てないようにします。
ハリネズミにクーラーや扇風機の風を直接当てるのではなく、空気自体を冷やしてハリネズミの周りの温度を下げるようにしましょう。
冬眠
冬眠とは
冬眠というのは低気温によってハリネズミが仮死状態になることです。
(以降の冬眠の説明は夏眠とほとんど同じなので飛ばしても構いません)
寒いとなかなか食べ物や飲み物にありつけないですし、何らかの行動を起こすだけでも危険があるので眠ってやり過ごします。
野生のハリネズミは寒い地域にも住んでいるため、このような特性があります。
野生のハリネズミは冬眠の前に十分栄養をとって眠る準備をします。
気温の低下に合わせてエネルギーを貯蓄し、限界まで来たら眠りにつきます。
そのため、野生のハリネズミは冬眠を終えても目覚めることができます。
一方、飼育下のハリネズミはいつも同じ食事を同じだけしか食べられません。
また、暖房によって気温が上下してしまうのでエネルギーを上手く貯蓄できません。
その結果、冬眠してしまうと目覚めるためのエネルギーが足りず死に至ります。
冬眠をした場合、ハリネズミはほぼ確実に死に至ります。
仮に目覚めたとしても、エネルギー不足で冬眠したので体はボロボロです。
寿命にも健康にも悪影響を与えます。
冬眠の発生条件
冬眠の発生条件は、ハリネズミの周辺温度が20度以下になった時です。
夏眠と違って冬眠はすぐにしてしまうので注意が必要です。
一説によると15度程度までは大丈夫らしいですが、念のため20度を下回らないように気を付けると良いと思います。
冬眠の防ぎ方
冬眠を防ぐにはハリネズミの周辺温度を20度以上でキープするのが一番です。
暖房や保温布を使ってケージ全体を暖めてあげます。
ハリネズミには小動物向け暖房器具である暖突という飼育用品が使えます。
サーモスタットと接続することでケージ温度を設定温度でキープできます。
24度前後に設定しておけば良いでしょう。
真冬や寒い地域に住んでいる人は、暖突だけでは防寒対策として不十分です。
そのような時はパネルヒーターや保温布を併用して温度をキープしてください。
エアコンで部屋ごと暖めるのも良いです。
冬は深夜や早朝の温度に注意が必要です。
寝ている時はエアコンを切る人も多いと思いますが、人が寝ている間に気温が下がってしまい、ハリネズミが冬眠してしまうことも珍しくありません。
まとめ
ハリネズミを飼うのなら、夏眠と冬眠は必須知識です。
もし、夏眠や冬眠をしてしまった時はすぐに動物病院に相談してください。
夏眠や冬眠をすると高確率で死んでしまうというのは忘れないでください。
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