ハリネズミを飼育するケージが水槽の場合、入り口が上にしかありません。
しかし、本来ハリネズミを上から触ったり、覗き込んだりするのは厳禁です。
今回はその理由を説明していきます。
ハリネズミを上から触って(覗いて)はいけない理由
夜露
エリーナ
夜露
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ハリネズミに限ったことではないですが、小動物は常に捕食リスクに怯えて生きています。
小動物は弱者ゆえに、本能的に敵を見分けたり察知する能力を持っています。
ハリネズミのような陸生小動物は、鷹や狐などの上空から襲ってくる相手を敵と思い、警戒心を抱く傾向にあります。
そのため、触れ合うときに上から触ると手を敵と認識してしまいます。
また、上から覗き込むと視線に怯えて出てこない可能性もあります。
基本的に、上からの接触はNGです。
上から接触するのに慣れてくれれば大丈夫なこともあります。
しかし、慣れる前に恐怖を覚えてしまうと手を敵と思い込んでしまい、その認識を変えるのはほぼ不可能か、かなりの労力と時間が必要になります。
また、手を敵と認識すると、手の匂いを敵が来る合図と勘違いしてしまうことがあります。
そうなると触れ合うなど夢のまた夢になってしまいます。
そのため、敵と認識されることがないように細心の注意を払って触れ合う必要があります。
敵と認識されないために
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設備としては水槽ではなく、哺乳類飼育ケージや爬虫類飼育ケージの使用がお勧めです。
横から手を入れることを前提に設計されているのでハリネズミを驚かせません。
触れ合う時には、触れ合う前に横から覗き込んで認識してもらったり、声をかけて敵ではないと先にアピールしておいたり、飼い主を認識させてから触るのが良いです。
先に敵ではないと認識してもらえば、上から手を入れても問題ないことが多いです。
上から手を入れる時に、そのまま上から掴むのはご法度です。
手の甲を底につけ、ハリネズミが自分から乗ってくるようにしましょう。
ハリネズミが驚かない工夫する必要があります。
自分の意思で手に乗るように誘導すれば敵とは認識されません。
まとめ
ハリネズミは飼い主を覚えるし、手や声にも慣れてくれます。
しかし、だからといって本能からくる恐怖心を抑えられるわけではありません。
小動物は上から来る物は全て敵と考えるので、上から触ったり覗くのはやめましょう。
もし上から触って敵だと認識されてしまうと、手を嫌いになることがあります。
人の視線や動きに怯えてしまうこともあります。
そうならないためにも触り方や観察の仕方に気を付けましょう。
夜露
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